プロローグ
誰にでも、お腹を空かした年頃はあったであろう。
此処は学生街特有の優しさ
貧しくとも…お腹一杯食べて欲しいという
気持ち、忘れかけていた日本の心かも知れぬ
*
チャンプルとソーキ
現地で食べるもの
今回は楽しみは…そう大学近くの
南国大衆食堂
イメージより小綺麗で
特筆出来るのは、現役のおばあちゃんでなく、全員ちゃきちゃきな女性店員でなく…
優し良味
でも、量はガッツリと
大盛り
ハンパないっ!
地域特有のスパムミートが入った、パンチのある味が特徴の 麩チャンプルは、玉ねぎのシャキシャキがとモヤシに歯応えもよく
麩がこんなに美味いのか?と言うチャンプルーは、普通に刺身付き
ソーキに島豆腐が入った汁も刺身付き
更に目玉焼きも…セットな定食
今回は、ゆし豆腐も此処ぞと頼んだ。
これも、ライス付きだけど流石に単品でお願いした
セルフサービスが普通な飲み物は
南国の名物の一つはでティーである。
ここのレモンティーは後で気付いたが、市販されている、何とコンビニなどである。
市販でも1リットル、ほぼワンコインとは南国グレートだ
暑い国は気前の良さも熱い!
さて、炒め物は戦後の代物として
豆腐と言えば、絹ごしや木綿ごしと寄せ豆腐が良くある種類である…
此方では
トーフマミーの豆乳、苦汁で半凝固させるのがゆし豆腐、それを脱水したものが島豆腐な様である。
もう、「食べるしかない! 」
その、ゆし豆腐はしっかり取ったカツオ出汁の一番の味が引くと、ふんわりとほんのり豆の味
いや、絶妙な味噌味が入った豆腐の味だ。
青みのネギが薬味に効くが
なおしても、優しい味
トーフマミーが齎すのは、何だか大豆の太い味
力強さと優しい味
島国の野太さにフォースを貰ったようだ。
ソーキ汁
一言で豚肉と軽く言っていけない
滋味深いあじ
沖縄の豚肉は、そこらの牛肉を軽く凌ぐ味
例えるなら、ソーキ一枚でチャーシュー7枚分だ(当社比)
出刃でぶつ切りに砕いた骨
その髄から出るのは、文字通り豚骨味!
まるで、犬の様に齧り付きたい心境だ
「美味い… !」声が出る
島豆腐もしっかりとした味噌味で噛むたびに美味しい
細くスライスした大根は
柔らかい大根でなく根張りが有りそうな
まさに大根
白味噌仕立てが、でも優しい味で
「あぁ 」お袋の味
定食だと、なんと刺身が付くという驚きのシステムに
流石は学生街の食堂で…もう
お腹は崩壊寸前だ!
何とも幸せな気分に包まれる。
鉄工所
あとがき
元来メカニカルな物以外の物書きは苦手だが
郷土の優しささに触手が動いたので
チョコッとB級グルメかまなを書いてみた。
少しでも
その味がイメージ出来たらのなら幸いです…
そう、其処に