ソライロ

  • 超短編 211文字
  • 日常
  • 2017年08月22日 00時台

  • 著者: 鳥水兎

  • 「今日はとても星が綺麗だね」

    不意にあなたはそう呟いた。

    「ええ、そうね」

    私は素っ気なく答えた。
    都会のビルの屋上、景色は電飾の海で、本当に星のようで。

    「この色に染まったら、どんな感じなのかな」

    「きっと、綺麗な雨が降るわ。
    あなたも見たでしょう?」

    「あぁ、見たよ。とても綺麗だった。
    もう一度、見れたらなぁ」

    あなたは悲しく呟く。

    「私は嫌よ。もうあんなもの見たくないわ」

    だって、辛いじゃない。
    この海に染まってくあなたを見る景色なんて。

    【投稿者: 鳥水兎】

    あとがき

    初めまして、鳥水兎(うみなと)と申します。
    初めての投稿、文脈とか適当に書いてしまってます。読みづらくてすみません。
    少しでも意味がわかってくれると嬉しいです。
    読んでいただきありがとうございました。

    Tweet・・・ツイッターに「読みました。」をする。

    コメント一覧 

    1. 1.

      1: 9: けにお21

      電飾の海と言うのは、クリスマスなどにあるイルミネーションかな。

      都会のビルの屋上から見るビルの灯りはさながらイルミネーションに見えるでしょうね。

      イルミネーションに染まると、綺麗な雨が降る、あなたも見たでしょう・・・

      あたしはもういやよ、あんなもの見たくないわ、イルミネーションに染まるあなたなんて

      イルミネーションとは都会のキラキラでしょうか、そして都会に染まりゆくあなたを見たくない。

      さて、この男女は田舎から一緒に都会に出てきたのかな。

      都会にかぶれてた男性、その表面は洗練されそう。女性はそんな男性に嫌悪しているのかな。

      男性の良さが消えそうだったのかも?

      最後、このまま良さが消えて、都会っ子ぶる(表面だけ洗練された)男性を見たくないと、女性は言ったところで終わる。

      などと、勝手な解釈をしました。



      また、そのように解釈すると、分からないのは「綺麗な雨」でした。

      「綺麗な雨」とは、いったい何を指しているのでしょうか?気になりました。

      解釈そのものが間違っているのかも知れません。


    2. 2.

      20: なかまくら

      環境が人を変えますよね。
      離れて行ってしまう二人なのかなあ。二人で困難を越えられるといいですね。
      けにおさんに同じく、綺麗な雨をどう解釈するかで、解釈が変わってくるなあと思いました。
      彼女は、綺麗なと皮肉ったのかな?


    3. 3.

      1: 3: ヒヒヒ

      「あなた」がこの海に染まっても「私」は染まっていけない
      一緒にはなれないってことなのかな、って解釈しました。
      どうしてそうなんだろう、臆病なのか、何か理由があるのか、と
      気になりました。


    4. 4.

      1: 鉄工所

      初めまして

      お盆の時期で下界にお越しになられたとも
      残されたひとは悲しいので
      「この色」に染まらいことを切念いたします。

      あくる世は
      晴れた日の 空色 に召されろと喜ばしい限りです。