夢を見た。
お正月なのか
母の家にいた。守兄、和江姉もいた。
母がいない。玄関が開け放たれている。
その先は真っ暗だ。
「お母さんがいない…」
母の部屋の、何故か立てかけてあるべッドマットには
義姉が書いたのだろう。
「元旦に家族みんなで山登り」
母はその山登りには行っていないことだけは
わかった。淋しい夢だった。
コメント一覧
4年前に初めて投稿した作品です。なんか恥ずかしい。
素直に書かれたお話に思えました。
お母さんを亡くされたので、ベットマットは立てられていたのかな?
家族そろって山登りに行ったことを天国の母にお伝えしたのかな?
であれば、悲しい夢ですね。
普通、読者目線を意識して、盛ったり、捻ったり、デコったりするものですが、ストレートさが素敵です。
けにおさんコメントありがとうございます。
小学生の作文調でありますが、こんな文章しか書けない私ではありますが、これからもここで皆さんと会えるのを楽しみにしています。
四年前の作品だったんですね。そうは思えないくらい、よかったです。胸の詰まる思いが伝わってきました。思うままに書くことで、説明調にならずいい味が出たりしますよね。
それはそうと、わたしなぜかhowameさんを男だとおもってました。性別が表示されるので、ちょっとドキドキします。
短いけれど悲しい気持がとても伝わってきました。「お母さんがいない」そのひとことに…
キノさんへ
5年くらい前に母は92歳で亡くなったのですが、最期はガンだったし、一人で亡くなってしまったし、かわいそうなことをしたと思っています。
私のぼつぼつした文体がきっと男っぽく思えたのでしょう。見た目もおとこっぽいかもしれませんね。気は弱いですけれども。コメントありがとうございました。
猫の耳さんへ
母は社交的ではなく、一人で黙々とミシンを踏むような職人的なタイプでした。でも4人の子どもと父を一生懸命支えた人だったと思います。いなくなったとき、淋しかったです。コメントありがとうございました。
いつの間にか、自分の認識に囲っている家族が変わっているような気がして、ちょっと思案しました。
なかまくらさんへ
コメントありがとうございます。
この作品はあまり書いては行けないことを書いたような気もしております。その面では反省しております。
寂しさと怖さがしみじみ伝わってきました。
ヒヒヒさん、コメントありがとうございます。うれしいです。
この奇妙な感覚をどう表現したらいいのか悩みます。
夢の中のふわふわとしたあやふやなイメージの中に、寂しさだけが確かな思いとして胸もとに引っかかります。
あぁ、夢なんだなと思いつつ、その感覚だけはあと残りするのでしょうね。
目が覚めて、泣いていた、でも、その理由はわからない。
あの不確かな実感が文章でうまく表現されていると思いました。
肉を削った簡素な文章の中に寂しさが伝わってきます。
爪楊枝さんへ
コメントありがとうございます。死んでいった人はいい思い出しか残さないものですね。母は穏やかに笑っています。
でも送る方の私たちは、未熟で、死んでいく人たちに十分のことをしてあげなかったということを後悔せずにはいられません。そんなことを今も思っています。
参謀さんへ
コメントありがとうございます。寂しさがつたわったと言ってくださりうれしいです。