息子は中3になり、もうすぐ高校生になる。
これでもわたしは、愛情いっぱいに育ててきたつもりである。
この十数年、私は女を捨て、他にもいろいろと捨て、ただ母として生きて生きた。
例えば、寝る間を惜しみ、オシャレを惜しみ、息子の健やかなる育成に、全てを注ぎ込んだ。
編み物をしたり、洋裁をしたり、子供に体質の改善を研究したりと。
わたしは、とにかく、子に愛情を注ぐことこそが、子の健やかなる成長につながるものと信じて、頑張ってきた。
ここまで書くと、この話は、愛情を注いだわりに、息子はグレてしまった。ような話に展開することを期待されるかもしれない。
残念ながら、確かなる愛情を注いだ息子は真っすぐ育成して、誰もがうらやむような青春を迎えている。
そうそう。
子と言うものは、愛情を注げば注ぐほど、光り輝くものなのだ。
問題なのはわたしである。
自己満足ながら、自分を犠牲にしてまで、子を立派に育て上げたのだ。
もう、許して!!
自分の人生は何?
もし、彼を愛して、自分に【罪悪感】を感じているなら、泡沫でもいいから、愛を信じて死にたい。
コメント一覧
うわああ、何書いたのか、まったく覚えてないw
俺は、何書いてるんだ。
茶屋さんと、チャットで遊んでいた気がする。
ほとんど無意識で本作を作った。
けにおさんこんばんは。けにおさんの無意識がつくりだしたお話ですか。
「自分の人生は何だろう」って考えている人は結構いて
その一類型が「子に命を懸けた親」だったりするんじゃないかなぁ。
そういう類型をたくさん集めたら、オムニバス掌編を作れたりするかも。
おおお、コメントありがとうございます。
友達から聞いた話によると、女ってのも、結構大変らしいんだ。
その友達のケースで言えば、結婚し子供が出来ると、妊娠、出産、育児、家事、仕事、と目まぐるしい毎日を送るそうで、ほとんど自分の時間が無いらしい。
気がつくとおばさんになっていて、私の人生って、なんだったんだろう?ってなるそうだ。
彼女からそんな話を聞いた後だったので、無意識ながら、本作が産まれたのかも?
自分の人生ってのを、テーマにした短編集も面白いかもですねー