「この、悲劇のヒロイン気取りめ。」
その時、相手が何を言っているのか
よく分からなかった。
悲しい時に悲しいと言って
何が悪いのだ。
辛い時には泣いていいと言ったのは
みんなじゃないか。
辛いんだ、泣いちゃダメなのか。
痛い、痛い、やめてくれ。
ああ、どうも許してくれないみたいだ。ごめんな、涙腺。
そして、幾年たって、少し歳をとって
僕は、やっと意味がわかりました。
ありがとう、僕に言ってくれた
あの言葉のおかげで僕は
今、普通の人間として生活してるよ。
でも僕は、今の方がなんだかあの時よりもっと辛いや。
みんなこれをあの子供の時からずっとやってたんだよね、凄いな。
我慢するって、大変だなぁ。
やっぱり僕は、みんなと何かが違うみたいです。
あとがき
久しぶりの投稿。
書きなぐりのようなものなので。