銀木犀の川

  • 超短編 217文字
  • 恋愛
  • 2017年09月30日 01時台

  • 著者: 華柊夏都
  • 銀木犀の香りのする秋は
    僕にとって良いものでもあり、
    悪いものでもある。
    僕が一番幸せだった時の
    季節だったから。
    今でもそれを思い出す季節だから。
    でも、それは君がいなくなった
    季節だったから。
    君は今も空で見守ってくれていますか?
    君からの愛してるを僕は忘れない。
    僕も君をずっと愛しているから。
    この銀木犀が川の上にたくさん
    散りばめられて絨毯のようだ。
    1つ1つゆっくり流れて行く。
    それとともに僕の恋は
    どんどんと消えて行く。


    銀木犀の花言葉は
    「唯一の恋」

    【投稿者: 華柊夏都】

    あとがき

    初投稿で不安です...

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    コメント一覧 

    1. 1.

      1: 9: けにお21

      銀木犀良い匂ひしますよねー

      そして、花びらがよく落ちる花ですね。

      現在、うちの花瓶に、銀木犀の友達である金木犀を飾ってるが、散乱した花びらの掃除ばかりしているのだw

      銀木犀の花言葉は「唯一の恋」だったのですね。

      本作も、主人公は亡くした彼女をいつまでも想っている。偲んでいる。

      愛と云ふものは、失った時に、強く感じるものですよね~

      詩のように、流れるような作品でした。


    2. 2.

      20: なかまくら

      忘れられない思い出を、思い出させてくれることの良いところを悲しいところとがありますね。
      それに関わらず、咲いているだけなのに。忘れたくない”僕”にとっては、いいことのようですね。