お盆は渋滞で帰省しない理由を全力で考えたら…とっても凄い事に

  • 超短編 766文字
  • ジョーク
  • 2017年08月14日 04時台

  • 著者: 1: 鉄工所
  • 多忙なご先祖さま(汗)


    「老婆さんやぉ

    昭夫の家は何処じゃったかの

    あら、明彦でしょ〜

    呆けちゃって困るジャンヌ

    ジャンねじゃろ、老婆さんこそ…総天然色」

    とは言え

    地國ナビに脳内変換でインプットするのは、老婆さん担当

    もちろん自動運転は…そう

    蓮子型UFO



    迎火を炊いた後のおもてなしとして

    田舎ではスタンダードの盆提灯

    元々、盆提灯は平民には高価で縁が無かったが

    蝋燭の普及によってお迎えが少し格式高いものとなった。

    屋根の上から竹竿で吊るしていた時代は、ご先祖様も解り易かったそうだ。



    まあ…盥型UFOの時代

    子孫の家で一杯やって、有難き お小言を一つ二つの時代だそうだった。


    伝統は風化せず文明は謳歌する。

    医療の進歩は超速で皆んな長生き

    火星への移住も夢でない時代



    団塊の世代の前か、國の人口はピークに向かった。

    そして、生存率もドンドン上昇して

    孫 ひ孫 玄孫 …

    100人 仙人 一万人 !

    最大限だと、チョットした田舎の市と同じ人口

    SNSで言う 友達の友達同様のレベルとなる。


    お盆の風景も

    玄関に吊るした提灯から

    宅内の走馬灯調の盆提灯から

    仏壇の小さなLEDの法要灯になる、昨今

    地國ナビに

    『この先目的地付近です』
    『音声案内 (セーノ) シ・ユ・ウ・リョウでぇすぅ〜!』
    とツンデレに言われてもの

    探すのが用意でない、まして不在票とはならんじゃろ…




    深刻な話

    高齢化や介護に前に、ご先祖様のお務めが破綻しているのは、沈黙の事実である。

    一件辺り約25秒(移動時間込み)

    テレポテーションしたとしても

    玄孫まで各家庭を周ると?
    正しく ヒイヒイお婆ちゃんにお爺ちゃんだだ

    何れ、伝統のリストラクチャーも重要な局面を迎える。


    「今度は亜希の家は … ハァハァ

    何処じゃったかの

    何、渡航禁止ことバンクーバー?

    それは、昨年の末の祭りの話しじゃろ」


    ゴクゥ



    あぁ

    老婆さんや

    最早お盆は忙しくて、死にそうじゃぁぁ





    天空の鬱@鉄工所

    【投稿者: 1: 鉄工所】

    あとがき

    「前略、ご先祖様

    この時期はご多忙に事と存じます故

    弊家は、お気遣い不要の

    慨読スルーにてお願い申し上げ致します。

    また、月夜の明るい秋の夜長で

    お近くにお越しの際は、お待ちしております。

    早々」


    梅雨時にお墓参りに行った時

    数年前から、そうお伝えしているのは

    ノンフィクションである。

    そうそう、この時期に現れる生物の猥らな殺生はいけません!

    ご先祖様の化身の場合もあります故

    Tweet・・・ツイッターに「読みました。」をする。

    コメント一覧 

    1. 1.

      20: なかまくら

      未来になって、いろいろなものが変化して、変わるものばかりの中で、変わらないことのいかに難しく、ときに皮肉に見えてしまうものか・・・。
      火星に移住しても、ご先祖様は来てくれますでしょうか^^;


    2. 2.

      1: 9: けにお21

      旬な題材。お盆を未来感溢れるユニークなお話に仕上げられている。

      確かに、年々、日本人の平均寿命は延びているので、各子孫宅へ訪れるご先祖様は大変だ。

      また、題名を、ニコニコ動画やYouTubeの題名のようにしているのが面白かった。読者を惹きつけるのはコレが旬かも。

      お墓参りしているので、子孫の務めとしては十分と思われますよ。


    3. 3.

      1: 鉄工所

      エネルギー保存の法則と
      地球環境の進化は反比例する。
      いや、大宇宙からすれば安定している。

      ご先祖さまの経験値はきっとAIを凌ぐでしょうから、火星どころどの銀河でもお越しになると思われます^^;


    4. 4.

      1: 鉄工所

      回転行燈を見ながら、ふとご先祖さまのタイムスケジュールを鑑みたのかキッカケ

      いやキュウリの馬では到底間に合いませんよ、神の速さじゃないと…仏様ですが。
      てな訳で SF になってしまったと言う罠でした。

      こう言う釣りのタイトルは苦手ですが、線香カヲル題材は少々過食気味で…

      大切なのは先祖を思う事、行事にこだわりでな気持ちにこだわって過ごしたいですね。