夜を任される
超短編 174文字
日常
2020年02月20日 23時台
著者: ちくたく
不思議だ。それはとうのむかしからしられた存在で額で踊る。くるりくると、回り回って踊り続ける。新婚の夜に出現する。額の上の不思議は舞を終えるとやがて姿を変え、分散したり消失したり、変形したり融合したり、そしてからだのなかに溶ける。身体の底へ向かう。
ところでとうの昔から知られていることだが、不思議はいつかの私のこどもの顔をしているのだという。
笑顔の。
【投稿者: ちくたく】
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1.
なんとなく悲しい感じがしました。こどものころを封じ込めて大人になるのでしょうか?