新説 地球の真実 〜 後編 〜

  • 超短編 1,023文字
  • ジョーク
  • 2019年07月17日 23時台

  • 著者: 3: 寄り道
  • 宇宙が誕生したのは、今から約138億年前だといわれています。そして地球が誕生したのが、46億年前。つまり宇宙が誕生し、そこから地球が誕生するまで92億年ある。
    その間に、地球のような惑星は存在しなかったのか?
    否。近未来の話ではあるが、今の地球よりも前に、地球に似た、生命体が存在する惑星があったと証明される。
    その惑星をここでは『第一地球』と名付けることにしよう。
    その “第一地球” がなぜ滅んだのか、それを紐解いたのは、遠未来の地球科学者なのだが、それをこれからお話ししよう。

    “第一地球” が誕生したのは、宇宙が生まれる原因となったビッグバンが誘引となったといわれている。
    皆さんも学生時代に習ったことがある、ファースト・スターは、宇宙が誕生してから3億年の時を経て生まれた恒星である。
    それと同じくして、ファースト・スターを中心とした惑星が次々と誕生し、その1つが “第一地球” であるとされ、その “第一地球” に、今の地球と同じようにバクテリアが誕生し、そこから我々と似たような生物が出来上がったと発表された。

    生物が誕生し、少なからずの知能を持つと、協力・争いが起こるのは “第一地球” も我々が住む今の地球 (以降、現地球とする) も変わらないとされ、 “第一地球” 人 も、現地球の近未来に起こりうる、 “第一地球” の中心に興味を持ち始めてしまう。
    そして、そこから数億年。
    金さえあれば、現地球の宇宙のように、簡単に内核に行けるようになる。
    そこで問題が起こってしまう。
    “第一地球” の中心まで穴を開け、様々な機械を設置したことにより、 “第一地球” は耐えられなくなり、自然爆発が唐突に起こってしまう。
    そのことにより、 “第一地球” は消滅。
    中心にあった鉱石だけが残り、中心の近くにいた “第一地球” 人 の皮膚片や肉片が、べったりと鉱石に付着してしまい、遠未来の現地球の研究によって明かされる、地球の中心には鉱石があり、そこには無数の手や足、顔の形の跡があると知られるようになる。

    つまり、今、現地球人は、 “第一地球” 人 と同じ轍を踏んでしまっている。

    今の研究の憶測で、2040年には人類滅亡、地球滅亡と予想されているが、そうはならないにしても、 “第一地球” と同じようなことをしていたら、現地球が滅んでしまうことは確実である。

    なぜ宇宙は、我々が今住んでいる地球を、改めて作ったのか。そして、生物・人間を生み出したのか。

    その謎を知るためには、もう一度、地球が生まれ変わる必要があるかもしれない。

    【投稿者: 3: 寄り道】

    あとがき

    前回に書いたものの後編です。
    がっつりよくあるようなSFチックになってしまいました 笑

    意見や感想、お待ちしております!!

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    コメント一覧 

    1. 1.

      20: なかまくら

      歴史の研究が大切ですね~。第一地球人も、欲望にまみれていたようですが、我々は学ぶことができるのか・・・
      続きが読みたい物語でした~