うつな店員

  • 超短編 398文字
  • 祭り
  • 2019年01月05日 14時台

  • 著者: 1: howame
  • バイトを見つけた。
    コンビニのバイトだ。初心者なのでまず4時間でいいと店長に言われた。
    客商売は自信がないけど、あれやこれや考えるのはもうやめた。

    高校生が雑誌の前でたたずんで、ケラケラ笑っている。
    何か嫌だな。俺のことを笑っているのか。

    おばさんがさっきから売り場をうろうろ歩いている。
    ありゃなんだ?万引きか?うろうろするなんてふつうではないぞ。
    そんなこと考えてたら、おばさんこっちへ向かってきた。
    クオカード3枚出してこれ使えるかと聞いてきた。
    使えますよと言って、機械に読ませたら、なんだ全部使用済みの奴だ。
    だからおばさんは嫌なんだよ。
    何か加齢臭するしなー

    やっと4時間過ぎて、次のシフトのご婦人がやってきた。
    化粧があついなー殺人事件の被害者みたいだ。
    オーデコロンきついぞ。
    加齢臭隠しているのか―

    俺もくさいのかなーさっきの客は不機嫌そうだったしな。
    さあ帰ろう。帰り道バナナの皮でころばないようにしないとな。

    【投稿者: 1: howame】

    あとがき

    やっと5つ入ったな。

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    コメント一覧 

    1. 1.

      1: 鉄工所

      なんかね。
      何時もの節回しを感じますよ〜


    2. 2.

      1: 9: けにお21

      誰かな?

      ストーリーの中に、キーワードを盛り込みましたね。

      うーむ


    3. 3.

      20: なかまくら

      充電中です。
      うつな時はいろいろなことが気になるんでしょうか。それとも逆か。
      そんなにいろいろ気になっての4時間は結構きついような気がしますが、そんなものですか。
      確かに独特の節回し。


    4. 4.

      1: 9: けにお21

      howameさん、申し訳ございませんでした。

      本作品について、作者がhowameとは見抜けていませんでした。

      howameさんと言えば、短文で且つメッセージ力が強い作品が多いと分析していました。

      もし当てているとしたら、短文という点、予想の消去法等で、探り当てたかもしれません。

      消去法を使わなくて、作品だけ読んで、当てることは出来なかったと思います。


    5. 5.

      1: howame

      この主人公は私の息子たちからヒントを得ました。コンビニに使用済のクオカードを持って行ったおばさんは私です(笑)