珠美は思わずほくそ笑んだ。行き遅れた珠美には若白髪まで出てきてしまっている。
とうとう私にもモテ期が来たのかしら。
昨日といい今朝といい、好ましく思える二人の男の人からメールやらラインやら来るではないの。
まぁ同時に二人から一緒になろうなんて言われたらどうしよう・・・
深層意識の研究でもして、どちらを選ぶべきかなんて迷わなくてはならないか・・・
こう舞い上がったときには、冷静にならなくてはならぬ。
そうだった、昨年そうそう珠美はある難局に立ち向かい、ヘルプを求めてあの二人に
メールを送っていたのだ。
突然頼られたふたりは当惑しつつも、珠美を心配してくれたのだった。
自分のまいた種だったのか。
こうして珠美は冷静になっていく。
私には劇的な短編小説は書けない。でも苦しいときにはまた誰かに頼ってみようかなと、珠美は思うのであった。
コメント一覧
ほくそ笑む珠美さん、なかなか強かなようですね。
そして、魅力的でもあるようです。求めても、与えられないことが世の常なのではと思ってしまいます笑
落ち的には、助けを求めるメールを送っていたから、その回答メールやラインが届いただけの事であった。
しかし、心配されて、メールやラインが届く、と言う事は、主人公に対してマンザラではないのでは?
と思いました。
また、仮に恋愛に発展しなかったとしても、友情では結ばれていて、それを感じられるので、
ときには、
助けを求めることも、あり、かと思います。
まあ、このお話は女性の発想ですねー。
なので、作者はあの方と予想します。
予想。これはほわみさん!!
と、思ったのですが、だまされている気もする。けにおさんだったりしませんか??
これはね、この文章の切り口はけにおさんです。
多分そうだと思っています。