バイトを見つけた。
コンビニのバイトだ。初心者なのでまず4時間でいいと店長に言われた。
客商売は自信がないけど、あれやこれや考えるのはもうやめた。
高校生が雑誌の前でたたずんで、ケラケラ笑っている。
何か嫌だな。俺のことを笑っているのか。
おばさんがさっきから売り場をうろうろ歩いている。
ありゃなんだ?万引きか?うろうろするなんてふつうではないぞ。
そんなこと考えてたら、おばさんこっちへ向かってきた。
クオカード3枚出してこれ使えるかと聞いてきた。
使えますよと言って、機械に読ませたら、なんだ全部使用済みの奴だ。
だからおばさんは嫌なんだよ。
何か加齢臭するしなー
やっと4時間過ぎて、次のシフトのご婦人がやってきた。
化粧があついなー殺人事件の被害者みたいだ。
オーデコロンきついぞ。
加齢臭隠しているのか―
俺もくさいのかなーさっきの客は不機嫌そうだったしな。
さあ帰ろう。帰り道バナナの皮でころばないようにしないとな。
コメント一覧
なんかね。
何時もの節回しを感じますよ〜
誰かな?
ストーリーの中に、キーワードを盛り込みましたね。
うーむ
充電中です。
うつな時はいろいろなことが気になるんでしょうか。それとも逆か。
そんなにいろいろ気になっての4時間は結構きついような気がしますが、そんなものですか。
確かに独特の節回し。
howameさん、申し訳ございませんでした。
本作品について、作者がhowameとは見抜けていませんでした。
howameさんと言えば、短文で且つメッセージ力が強い作品が多いと分析していました。
もし当てているとしたら、短文という点、予想の消去法等で、探り当てたかもしれません。
消去法を使わなくて、作品だけ読んで、当てることは出来なかったと思います。
この主人公は私の息子たちからヒントを得ました。コンビニに使用済のクオカードを持って行ったおばさんは私です(笑)