本来の自分

  • 超短編 496文字
  • 日常

  • 著者: 1: 9: けにお21
  • 夕方から、気持ちが落ち着かないと言うか、ささくれていて、孤独を感じた。もしかして、僕は鬱か?と思った。

    よくよく考えてみると、本日、仕事上のパートナーを一人失ったことに気づいた。そのパートナーは女性であり、辛苦を共にし、明るく頑張り屋で、笑顔に救われた。

    僕は泣いていたのだ。

    僕は、それなりに気を張っていて、一応男なので弱さを見せられず、立場上毅然としているつもり。慌てた振りはするが。

    そう言った、社会人的な常識と言う名の仮面を付けているため、本当は悲しんでいることを、実は泣いていることを、気づけていなかった訳だ。

    そんなものかも知れん。

    普段、偽った自分がいる。

    偽り過ぎて、本来の自分と言うものを見失いがち。

    しかし、社会が偽った自分を求める以上、偽らなければならない。なぜなら、社会に適合出来ず、職を失うことが怖いからだ。

    さて、本来の自分って書いたが、ソレ何だ?

    笑いたい時に笑い。泣きたい時に泣けることかも。

    まあ、当面、出来ないだろうな。

    しかしながら、少なくとも、実は今泣いてる自分がいることを、実は今笑っている自分がいることを、自分で気づいてやりたい。

    それが、自分に対する労りになるはずだから。

    【投稿者: 1: 9: けにお21】

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    コメント一覧 

    1. 1.

      なかまくら

      ストレートな想いが伝わってきて素敵ですね。
      本当の自分を見失ったら、頑張れなくなってしまいますね。
      自分と育ってきた人達に会うのもひとつかもしれません。


    2. 2.

      けにお21

      なかまくらさん、
      読んでいただき、感想を付けていただき、ありがとうございます。

      ストレートでしょう!

      本来の自分と言うタイトルなので、いつもより余計目にストレートにしました。

      大人になり、特に仕事してる時などは、泣きたい時に泣けず、笑いたい時に笑えないのもの。毅然とした態度で、極力感情を抑えて、平静を保っていることが当たり前だから。

      社会人なのだから、そのように振舞うことは仕方ないと思うが、自分が装っていることを、忘れてはならない。でないと、本来の自分を見失い、実は泣いてる自分に気付かないかも。それでは、自分を見失っている。注意しろよ!ロボットじゃない人間なのだから。

      と、自分に伝えたい作品でしたw

      たしかに、旧友に会うのも自分を取り戻す手段ですねー!

      しかし、どのように誘うのか?

      「見失った自分を取り戻したいので、久々に遊ばないか!」

      こいつ、大丈夫か? と、心配されそうだw.


    3. 3.

      けにお21

      それと、なかまくらさん!

      月間コメント王、5、って凄いことになってますね☆


    4. 4.

      なかまくら

      でしょうw コメント99目指して頑張ります^^!