初春の詣での客で賑わう
帝釈天
何やら懐かしい声が聞こえて来る。
「渋谷 赤坂 六本木 ちゃらちゃら流れる みっつの涙がお茶の水」
巣鴨に通いつめる、ちょいと御年配が好きそうな発声でもあるかね。
「今日はよっ お兄さん初春初夢初売りだいっっ
そこにあるのが貴女の好きな世界さぁさぁ〜〜
寄ってらっしゃい見てらっしゃい
昨日はスーパーたって月が綺麗だねって
ねぇ、簪にトッピングがちょいと別嬪な娘さん」
「老いが次郎」
チョイと鍬形の茶瓶でお茶入れて差し上げなさい」
「別嬪さんに」
「さてさて
昔の口説き文句はさて置いて 」
「バシッ!」
「ハイ これ見て頂戴!THE 小さな指輪!!」
「遠い遠い宇宙の果てからやって来たのであります。」
さぁさぁ … 手に取って …… ご覧になって〜〜 」
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僕はテレビと
煩いのは嫌いだから
早々と家路に行く頃
コメント一覧
私のように、逆パーフェクトを狙えば、心も爽やか。
初詣はとても賑やかですよね。
作品は賑やかに、+して威勢も良いですね。
さて、予想。
むっ、逃げ切り狙い作ですかー
しかし、「夢初売りだいっっ」「簪にトッピングがちょいと別嬪な娘さん」などの個性的な表現からして・・・この作品の作者を鉄工所さんと予想します!
砂犬ですこんばんは。
THE 小さな指輪で笑いました。こいつ、勢いで買わせようとしているな……!
予想は、そうですね、表現から見て鉄工所さんですね。
スズメノテツパウです。
>「老いが次郎」ってなんでしょう??
さておき賑やかな祭りの雰囲気が勢いよく伝わってくる感じで、楽しいです。実際には、おっちゃんがひとり、喋っているだけなのに、不思議ですね。
作者さんですか?? 鉄工所さんですよね。偽装だったら感服つかまつるのですよ。
「実況の飴質戸です」
「解説の蛾熱徒です」
「それではガーネットさん解説のほうお願いします。鉄工所さんの感想が多いようですが」
「…………そうですね」
「すでに二回鉄工所さんの名前を出していますからね。実際どうなのでしょう」
「すごい鉄工所さんぽいです、じゃあ夜を歩くは誰なんだ!!」
「ここで切れないでください」
「ま、まずは感想です。二行で鉄工所さんだと思いました。帝釈天の語感素晴らしい。クワガタとお茶で茶屋さんに対するケアもバッチリ(謎)ですね。小さな指輪を買わせる商人の手腕が小気味よいですね。新春のサワガシイ様子を感じました」
「ここいらで予想が破たんしていますが、皆様最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。次の予想でお会いしましょう」
お疲れ様です。
では、ネタバラシを…
世代的に分かる人は解るのですが、イメージは「寅さん」です。
>老いが次郎は
オイ!ガジロウ です(寅の舎弟)
皆さんの事前予想コメント有難う御座いました!