求めよさらば与えられん

  • 超短編 357文字
  • 祭り

  • 著者: ほわみ
  •  珠美は思わずほくそ笑んだ。行き遅れた珠美には若白髪まで出てきてしまっている。
     とうとう私にもモテ期が来たのかしら。
    昨日といい今朝といい、好ましく思える二人の男の人からメールやらラインやら来るではないの。
    まぁ同時に二人から一緒になろうなんて言われたらどうしよう・・・
    深層意識の研究でもして、どちらを選ぶべきかなんて迷わなくてはならないか・・・
     
     こう舞い上がったときには、冷静にならなくてはならぬ。
    そうだった、昨年そうそう珠美はある難局に立ち向かい、ヘルプを求めてあの二人に
    メールを送っていたのだ。
    突然頼られたふたりは当惑しつつも、珠美を心配してくれたのだった。
    自分のまいた種だったのか。
     こうして珠美は冷静になっていく。
    私には劇的な短編小説は書けない。でも苦しいときにはまた誰かに頼ってみようかなと、珠美は思うのであった。

    【投稿者: ほわみ】

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    コメント一覧 

    1. 1.

      なかまくら

      ほくそ笑む珠美さん、なかなか強かなようですね。
      そして、魅力的でもあるようです。求めても、与えられないことが世の常なのではと思ってしまいます笑


    2. 2.

      けにお21

      落ち的には、助けを求めるメールを送っていたから、その回答メールやラインが届いただけの事であった。

      しかし、心配されて、メールやラインが届く、と言う事は、主人公に対してマンザラではないのでは?
      と思いました。

      また、仮に恋愛に発展しなかったとしても、友情では結ばれていて、それを感じられるので、

      ときには、

      助けを求めることも、あり、かと思います。

      まあ、このお話は女性の発想ですねー。
      なので、作者はあの方と予想します。


    3. 3.

      なかまくら

      予想。これはほわみさん!!
      と、思ったのですが、だまされている気もする。けにおさんだったりしませんか??


    4. 4.

      茶屋

      これはね、この文章の切り口はけにおさんです。
      多分そうだと思っています。